『〜しよった』の意味〜大阪と神戸でまったく意味が違います〜
私と夫はどちらも関西人で、夫が大阪・私は兵庫(神戸市)出身です。
本当にささいな方言の違いはありますが、基本的に会話をしていて違和感を覚えることはありません。
しかし!
結婚前から現在まで、通じないパターンが1つだけあるんです。
それを聞いてほしくて記事にしました。すみません、聞いてください。笑
「ぶつかりよった」
これを聞いて、どう思いますか?笑
先日私が車を運転していて、音は子供と一緒に後部座席にいました。
私はバックで駐車をしようとしていたのですが、横の車が急に発進しようとしたので、
「あ~~・・ぶつかりよった・・・」と呟いたのです。
すると夫は、
「え?!どこにぶつかったん?!どれ?!」と大慌て。
私「いや、だからぶつかりよっただけ」
夫「今?!全然音せんかったけど!」
私「ん?ぶつかりよっただけやからぶつかってないで」
夫「・・・え?どういう意味?」
これね、兵庫の方は私の気持ちが分かって、大阪の方は夫の気持ちが分かると思います。
「~(し)よった」の解釈の違い
私(兵庫)=ぶつかりそうになった(ぶつかっていない)← 未
夫(大阪)=誰かがぶつかってきやがった(ぶつかった)← 済
で、同じ言い方なのにまったく解釈が違っていたのです。
他にも・・・
- 「食べよった」 私:食べそうになった 夫:食べた
- 「間違えよった」 私:間違えそうになった 夫:間違えた
- 「行きよった」 私:行きそうになった 夫:行った
これまで数回、この言い回しに関してはお互いにかみ合いませんでした。
会社の同僚は大阪の人ばかりなので聞いてみたところ、やはり私以外全員「それは完全にぶつかってるやろ」の1点張りでした。笑
しかし私の地元の友人達に聞いてみると「ぶつかりそうだった、危なかったってことやろ?」と理解してくれました。
ネットで調べたら、「しよった」の微妙な違いがいくつかのサイト・ブログで紹介されていました。
同じ関西で隣の県なのにここまで意味が違うとは不思議ですよね。
ちなみに:神戸弁がかわいいかどうかは人・喋り方による
大阪と神戸の方言の違いでテレビなどで大きく取り上げられているのは、
「~しとう」「~やっとう」が多いですよね。
ちなみに話はそれますが・・・この「~しとぉ」は神戸弁で上品・かわいいなどと表現されていますが、実際上品・かわいいかどうかは人によります。笑
「うわ、虫死んどーやん!!」とか「なー!もう駅むかっとう?!?!」など実際は結構言い方力強い方も多いです。笑
ではでは、、